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2025年8月12日 (火)

原爆投下から80年の今、核兵器のことを考えてみた

 理想論を言えば核廃絶なのでしょうが、素朴に究極兵器である核兵器が世界から無くならないことは分かります。一方で、核兵器でにらみ合う限り人類滅亡の危機からは逃れられないのではないかとも思うのです。人類滅亡の危機を回避することは難しそうなのですが、可能性を出来るだけ小さくする努力は続けないとならないのではないでしょうか。と、言うのが当方の考えです。
 その一つとして、従前から述べていることを書き続けていくことも一つの方法かと思います。
 その中で、にらみ合い(核抑止)による人類滅亡の危機をもっと理解する必要があると思うのです。
 具体的には、核抑止のために核兵器を持てば偶発戦争や事故が避けられないことは3年前に述べた「広島原爆投下の日に思う日本の核武装」でも書きましたので再掲したいと思います。偶発戦争や事故になりかけた事例として、米国で演習磁気テープを出し忘れて核戦争になりかけたり。事故で、核爆弾を投下してしまったり。沖縄で核弾頭付きのナイキ(地対空ミサイル)を発射してみたり。ソ連では核警報システムのセンサー異常で核戦争になりかけたり。ロシア時代では核警報システムの誤報があったり。最近ではインドのミサイルがパキスタンに誤って打ち込まれたり。と、当方が知っているだけでもこれだけあります。また、日本が対応する核警報システムの不安として、過去の訓練データを消去できない不具合が原因で北朝鮮のミサイル発射に対するJアラートの誤報があったりもしました。複雑なシステムはどこかで誤作動を起こす典型のようなものです。
 こう言った潜在的な核戦争や事故の驚異を多くの人は認識していないようです。それが証拠に、参政党の塩入清香(しおいりさやか)参議院議員は選挙の際に「核武装は安上がり」との発言までしており、認識の低さには目まいがしそうです。選挙向けの言動であればそれを支持する人たちもいるわけですから根深いものがあります。
 安上がりな防衛方法がない以上、福澤諭吉は「学問のすすめ」の中で“国がはずかしめられるときには、日本国中のみなが命を投げ出しても国の威厳を保とうとする。これが一国の自由独立ということなのだ。”と述べられているとおり、核を持たずに命すら投げ出す覚悟が必要なものと思慮します。そうすれば、非核保有国が核保有国を排除した例であるベトナム戦争や中越紛争、ソ連のアフガニスタン侵攻、米国のアフガニスタン紛争のように独立を勝ち得ることが可能でしょう。
 現在の日本は基本的に恐怖に基づく安易な核抑止論に幻惑されていることと経済的繁栄を過度に重視していることが故にトランプ関税をゴリ押しされ、中国からは尖閣諸島で腰の引けた対応を取らざるを得ないのではないでしょうか。
 最後に、広島・長崎に対する米国の非道さを再度訴えたいと思います。1925年には既に毒ガス等使用禁止に関するジュネーブ議定書により戦争での生物・化学兵器の使用が禁止されていました。それを上回る大量破壊兵器であれば人道上許されると言うのでしょうか。そんなことはないはずです。この核兵器は民間人であっても無差別に殺害する残虐兵器です。これを米国はさらに日本に何の警告もなく都市で使用したのです。ウクライナの人道が叫ばれるのであれば広島・長崎の人道はさらに叫ばれるべきです。この様な横暴は人類史上末代まで語られる非道な行為だと感じています。このことは、米国人も肝に銘じるべきだと思います。

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