ウクライナ侵攻から1年
ウクライナ侵攻から1年が経ちました。今まで書いた当方の考えをまとめておきたいと思います。
まず、ウクライナ侵攻状況について書いてみたいと思います。ロシアが一方的にウクライナに侵攻し2014年にクリミア半島を占領し併合し、2022年2月24日にはウクライナを侵攻し親ロシア派の傀儡政権を樹立しようとし首都キーウを攻撃しました。それに、失敗するとロシアは4月にキーウ周辺からウクライナ南東部に軍を移し、2022年9月23日から27日に南東部のドネツク州、ルガンスク州、ザポリージャ州、ヘルソン州で住民投票を行い10月5日に併合しています。その後、戦闘はウクライナ軍が多少有利に運びウクライナ軍が奪還した地域が多くなりつつありながら現在に至っています。
次に、ウクライナの国民感情については各西側報道機関が発しているような親ウクライナでウクライナ国民が結束しているような状況が果たして真実かは当方は疑問に思っています。ウクライナの実情は以前にも書いた通り社会実情データ図録が示しているところが正鵠を射ているのではと思っています。つまり、ルガンスク州とドネツク州では、かなりの親ロシア派(ロシア系住民)がいるようです。実際、西側報道でウクライナ兵がある町のシェルターを閉鎖しようとして人の移動を試みていたが、親ロシア派住民が多く移動を断られていたものがありました。また、ロシアの占領地住民がZ印の支給品を受け取っている光景も見られました。さすがに、ロシア編入への住民投票で賛成票が各州で90%前後になっていたのは変だと思っています。
三番目に、今後ですが、全く見通せいないと言うのが当方の感想です。ただ、ウクライナ側の主張であるクリミア半島までの地域の全地域の奪還とロシア側の主張である東部4州のロシア併合を比べるとその隔たりは大きく今後も紛争は継続してゆくものと思われます。ウクライナ側は西欧各国からの支援を取り付けていますし、ロシア側は化石燃料等を売渡し経済的にはなんとか持ちこたえ旧式兵器や人海戦術に頼ってでも戦闘を継続する意志を持っているようですので、出口は見えないままです。ただし、プーチン大統領は戦闘が長期に大規模に成ることは予想していなかったのではないでしょうか。そう言う意味ではロシアは提示している条件をウクライナにのませたとしても既に勝者にはならないことは確かでしょう。当方は、ロシアの経済的損失を考えると経済的援助によりウクライナの親ロシア派を増やすべきだったと思っています。
最後に、日本はどうすべきだったかですが、もう既にロシアに岸田総理が強い言葉で非難しています。当方は、支那(中国)に対する影響を考慮したとしても、もっと柔軟に対処すべきだったのではないかと思っています。結局、非難しておきながらサハリンの天然ガス利権は保留しているのですから辻褄が合いません。また、一般住民の戦闘での殺害を非難しながら、二次大戦での日本の一般住民に向けられた攻撃に対する非難は行われていません。こうした矛盾はどこかで噴出するものと当方は思っています。もっと、柔軟に対処していれば和平の際の窓口になれた可能性もあります。
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