国民の生命財産を守ることが最重要なのか
最近、国防費増額の話題がネットニュースなどでもよく出てきます。この中で、国防の最重要課題が国民の生命、財産を守ること説明されることがほとんどです。果たして本当にそうなのでしょうか。これはお題目(国体護持)に固執し人命を軽視した先の大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)で惨敗したことと深く関連しているのではと思っています。
ここのところが、よく咀嚼されていないので誤った課題に対して過大に国防費が計上されようとしているのではないでしょうか。
当方は、国防課題として日本人の共通価値観があるのだと思います。そして、その基盤となる日本人の国富、最終的に個々人の生命、財産の順番になるのではないかと思っています。そうでなければ、例えば、自衛隊員や海上保安庁職員をどう守るのでしょう。国防インフラの守りはどうなるのでしょう。これらは、国民の生命、財産です。また、財産を守ると言う意味では際限なく国費を投じて守るということにはならないと思います。それは、国費が国民の財産から作られているからです。さらに、国民の生命、財産を守るのが最重要課題であるのなら攻めてきた国に当初から降伏したほうが良いという議論になりはしないでしょうか。
次に、共通価値観とは何でしょうか、自由主義、民主主義、基本的人権、国民主権と言った日本国憲法上の価値観より見出す人は多いでしょう。確かに、重要な基盤です。しかし、本ブログでも紹介した書籍“4行でわかる世界の文明”でもわかる通り西洋のそれと日本の考え方には齟齬があるようで日本人としてとらえなおす必要があるのではないでしょうか。
更に、共通価値観の中には日本人としてのアイデンティティーもあると思います。端的に言うと神道的世界観でありその祭祀王である天皇の存在です。
最後に、国民個々人の生命、財産が軽視されるべきとは思っていません。その順番が日本国民から見て誤っているのではと言う思いから発しているのです。
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