チョット遅くなりますが岸田首相の言葉遣いが少し気になりますので書いてみたいと思います。
2022年05月11日に首相官邸Webページに「ロシアのウクライナ侵略への対応について」総理の指示・談話が
内閣総理大臣の岸田文雄です。
ロシアによるウクライナ侵略は、断じて許されません。無辜(むこ)の民間人の殺害など、重大な国際法違反を繰り返しています。我々は、この暴挙を決して許さないことを、G7など関係国とともに、制裁措置などを通じて、断固として示していきます。
今回の侵略によって、罪のない多くのウクライナ人が被害を受けています。母国からの避難を余儀なくされる方もたくさんいます。
我々は、ウクライナの人々を積極的に支援します。すでに、多くの自治体・企業・団体・個人に、避難民の受入れや寄付など様々な形でご協力いただいています。この場を借りて、御礼申し上げます。
世界の平和と秩序を守る正念場です。世界の人々と連帯し、日本も役割を果たしていく必要があります。
皆様一人ひとりのご理解とご協力をお願いします。
と、出されています。この中で、「ロシアによるウクライナ侵略は、断じて許されません。」とか、「我々は、この暴挙を決して許さないことを、G7など関係国とともに、制裁措置などを通じて、断固として示していきます。」とか強い口調で批難しています。
しかしながら、2022年06月09日の首相官邸Webページ「日本はウクライナと共にあります」の中では、
[貿易措置]
・石炭・石油輸入のフェーズアウトや禁止を含むエネルギー分野でのロシアへの依存低減
と、天然ガスについては何も記載がなく、石炭・石油の輸入も即時禁止ではありません。岸田首相は断固と言いながら結局ぬるい対応しかしていないのです。もし、対応を強く打ち出せないのならそれなりの言葉遣いがあるのではないでしょうか。「断固」などではなく「強く」とか表現は色々あるのではないでしょうか。
また、「侵略」と言う言葉も気にかかります。日本があまり強く本件のことを打ち出せば、日本としての対応幅が狭まります。「侵攻」または「進攻」程度に収めておくべきではなかったのでしょうか。
チョット話はそれますが、韓国大統領当選後の電話会談(2022年03月11日)の中で岸田首相は「日韓関係は不可欠」であると発言しています。これも言いすぎなように思います。確かに重要な関係ではあるのですが不可欠とまでは言えないのではないでしょうか。
これらのことから、岸田首相の発言は行き過ぎに思います。

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