以前にメインでツイーターにFostex FT27D、ウーハー(フルレンジ)にALPINE DDDS5II、を使っていてFostex FT27Dが壊れた件を記事にしましたが、ツイーターを新たにKASUN QA-2102X(支那製)サブウーハーにTEAC SW-P300として比較的高結果が得られたので記事にしたいと思います。
さて、まず我が家のオーディオ状況ですが、テレビにつなげていた2.1chステレオONKYO BASE-V30HDX(BB)のアンプの調子が悪くなったので実家で使っていた2.1chステレオlogicool Z533に変更しました。次に、デスクトップオーディオとして使っていたSPK AudioのF03A-8は引っ越し中に破損してしまいました。そこで、ALPINE DDDS5IIを復活させられないかと思い検討していました。オークションサイトでFT27Dの購入も考えたのですが中古で状態もわからず値段が結構高かったので新たにツイーターを購入することを考えました。
その中で、見つけたのがドームツイータのKASUN QA-2102X(Amazonでペアで5,172円税込み送料込み)です。最低共振周波数(f0)1,600Hz再生周波数帯域f0〜20,000Hzインピーダンス8Ωで動作能率89dBとの表示でしたので丁度FT27D(最低共振周波数1,200Hz程度周波数特性グラフより、再生周波数帯域2,000〜30,000Hz、インピーダンス8Ω、出力音圧レベル90dB/W(1m))の代替として使えそうです。ちょっと高域がFT27Dに比べて出ないようですが、20,000Hz以上の音は人間には聞こえないそうなので(当方は18,000Hzすら聞こえません)まあこれで良いのかなと思っています。
更に、1V当たりの出力音圧レベルを計算してみると、QA-2102Xは80.0dB/VでDDDS5IIが80.2dB/Vとなり若干DDDS5IIの方が大きく鳴るようです。
これで、FT27D、DDDS5IIに使用していたクロスオーバー周波数3000Hz 6dB/oct型(ツイーター側Fostexコンデンサー6.8μF、ウーハー側コイズミ無線コア入りコイル0.3mH)のネットワークが使えそうです。箱もFT27Dに使用していたものが使えるのではと期待したのですがそれはQA-2102Xが来てからはめてみて無理だとわかりました。箱は、磁石直径φ70mmだったのでF03A-8を付けていたダイトーボイス SV-70/73φ(8cm用)に電極部分がハマるように掘削して取り付けました。(取り付け前写真なし。削るのに疲れて写真が取れませんでした)
次に、DDDS5IIを入れている密閉箱の特性を再計算してみました。当Webページ「イントロンの暴走」では34Lとしていましたが、箱の大きさから計算すると33.3Lになります。ここから、箱の容量33L、スピーカーの有効振動面積から逆算して求めた有効振動半径a=6.1cm、振動系の等価的なQo=0.65、スピーカの最低共振周波数fo=55Hz、振動系の等価質量は取扱説明書に載っていなかったので16cmフルレンジスピーカーの振動系の平均的な等価質量を仮定してMo=7.0gで、システムの(箱とスーピーカーを合わせた)のOocとfocを求めると、Qoc=0.848、foc=72Hzとなりました。(計算式は他のWebページなどを参考にしてみてください)Qoc=0.7程度が密閉箱の理想とされており0.848は少し大きく低域が膨らむように鳴るようです。また、foc=72Hzなのでやはりサブウーハーはあったほうが良いようです。
さて、聞いてみた感想です。1V当たりの能率は多少ツイーターQA-2102Xのほうが小さく鳴るとの計算結果でしたが、高音はむしろ華やかに鳴っている印象です。サブウーハーで強化した低音もフルレンジスピーカーSPK AudioのF03A-8で鳴らしていたときよりも低く聞こえるようです。これは、DDDS5IIによりfocが低くなりそれに伴いサブウーハSW-P300の低域の山がなだらかになるとともに低い方に移ったためと考えられます。TEACはこう言ったサブウーハーの特性をグラフなどで十分周知するべきだと思います。また、全体的に歪も減ったのか相当大きな音で鳴らしてもうるさく感じません。支那製なので、ツイーターに当たりハズレがあるのではと不安でしたが、今回は当たりのようです。
最後に、低域の強化(ブースト)についてUbuntuパソコンをベアボーンのASRock DeskMini H470でCPUをインテルの第10世代Core i5としたのでグラフィックイコライザーソフトで可能となってきました。これについては、次回以降の記事としたいと思います。
ツイーター前面斜め上から
梱包状態
梱包状態(中の発泡スチロール)
梱包状態(発泡スチロールの上蓋を開けた状態)
ツイーター前面
ツイーター側面
ツイーター箱に入れた状態前面
ツイーター箱に入れた状態斜め上から
ツイーター箱に入れた状態背面
スピーカーシステム全景
スピーカーシステム回路図
ツイーター説明書
ウーハー(フルレンジスピーカー)取扱説明書
ALPINE DDDS5IIが壊れ2022年04月10日にウーハーをbeyma_6B30/Pにしたとして記事にしたので追記する。
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