Pythonのpydubライブラリでmp3ファイルの低音強化(shelving filter)
なんとか、Pythonでmp3ファイルの低音強化(低域増幅)ができないものかと思いWebで探していると、PydubライブラリやPysndfxライブラリを見つけることが出来ました。Pysndfxライブラリではmp3ファイルを扱っていないことやファイルから直接再生するコマンドが無いようでしたのでPydubライブラリでshelving filterを作ってみましたので備忘録です。
まず、Pydubライブラリの導入です。RaspbianのPython3.7には上手く導入できなかったので以下の通り3.6に導入しました。
$ pip3.6 install pydub
次に、ダウンロード - shelving_filter01.pyの説明ですが、まずmp3ファイルを変数sound1に代入し、Pydubでカットオフ周波数(だと思う)100Hzのローパスフィルター(LPF)に通し低音抽出音声変数sound2を作成します。次に通常音声(sound1)と低音抽出音声(sound2)を重ね合わせsound3を作成するとshelving filter(棚型フィルター)を通った音声となります。最後にsound3を再生をします。各処理はファイル単位の処理となります。特にsound2の作成に時間がかかります。本当は連続処理をしたかったのですが今回はここまでです。
以下にtest01.mp3の再生例を示します。shelving_filter01.pyとtest01.mp3は同じディレクトリにあるものとします。
$ python3.6 shelving_filter01.py test01.mp3
--- 準備中(mp3ファイルの変数化) ---
--- 準備中(LPFによる低音抽出) ---
--- 準備中(通常音声と低音抽出音声の統合) ---
--- 再生開始 ---
Input #0, wav, from '/tmp/tmptprl2bx2.wav': 0KB sq= 0B f=0/0
Duration: 00:05:14.73, bitrate: 1411 kb/s
Stream #0:0: Audio: pcm_s16le ([1][0][0][0] / 0x0001), 44100 Hz, 2 channels, s16, 1411 kb/s
314.66 M-A: -0.000 fd= 0 aq= 0KB vq= 0KB sq= 0B f=0/0
--- 終了 ---
参考Webページ
音声分析ド素人が逆位相ミュージックを聞いたら、そこに訪れたのは混乱とそして静寂だった
PythonのPydubを利用して音声ファイルを処理する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
Python: pydub の使い方 (再生)
pythonとpydubでハイパスフィルター・ローパスフィルターを使用する
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