RaspberryPi 4にUbuntu 20.04 LTS Serverがインストールできることを知ったので行ってみました。そこで、備忘録として記します。
Raspbianでも良さそうな物ですが雑誌「Interface 3月号」でPythonの特集記事がありましたが当方の所有しているUbuntu 18.04 LTS 32bit版導入パソコンではAnacondaの最新版がうまく導入できず。Raspbianでも最新版のAnacondaをうまく導入できなかったことから、Ubuntu64bit版をRaspberry Pi 4に導入することとしました。結局のところAnacondaはRaspberry Pi 4には導入できませんでしたがpipで必要なそれぞれのライブラリーを導入できましたので後で示したいと思います。
まず、128GBのmicroSDカード(UHS-I U3 V30 A1 Class10)を「MiniTool Partition Wizard」というソフトでexFATからFAT32に変換しました。これはRaspberry Pi 4がFAT32でないと起動できないためです。64GB以上のmicroSDカードではファイルシステムとしてはFAT32より強固で4GB以上のファイルに対応させるためexFATになっているそうです。MiniTool Partition WizardはWindows10を起動させるときポップアップが表示されるためFAT32化が終わった後アンインストールしました。もっと良いソフトはないものかと思うのですが見つけきれませんでした。
次に、「Ubuntu 20.04 LTS Server を Raspberry Pi 4 にインストール」を参考にhttps://ubuntu.com/download/raspberry-pi から、Download 64-bit を選択しました。ダウンロードしたubuntu-20.04.2-preinstalled-server-arm64+raspi.img.xzを「balena Etcher」というソフトを使ってmicroSDカードにイメージファイルの書き出しをしました。
Raspberry Pi 4 にはまだ電力を供給していない状態で、準備したmicroSDカードを Raspberry Pi 4 のスロットに挿入して、マウス、キーボードをUSBに差し、有線でLANとつなぎました。これは、ubuntu 20.04 LTS Serverではデスクトップ等のソフト(アプリ)を簡単に導入するためです。ハード的にはこれを行ってから電源を供給しました。
これで、Ubuntu 20.04 LTS が起動し初期IDとパスワードを入力するとパスワードの変更を促してきたので。
login: ubuntu
Password: ubuntu
のようにまず入力します。すると、新たなパスワードを入力する画面が現れますので、
Changingpassword for ubuntu
Current pasword:
New pasword:
Retype new pasword:
新たなパスワードを入力します。
これで、Ubuntuが起動しますので以下のコマンドを入力します。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
ここから、GUI(デスクトップ等)のインストールを行いました。
「Ubuntu 20.04 LTS Server を Raspberry Pi 4 にインストール」で勧めている「Ubuntu MATE lightdm」 を以下のようにインストールしました。
$ sudo apt install ubuntu-mate-desktop
途中でディスプレイマネージャ gdm3、lightdm のいずれを選択するか聞いてきましたので、lightdm を選択しました。インストールが完了したら再起動のため以下のコマンドを実行します。
$ sudo shutdown -r
GUIが起動するのでパスワードを入力すると、デスクトップが現れました。
次は日本語化について書きたいと思います。
当ブログ参考
RaspbianへのPythonライブラリの導入(上手く行っていません)
Raspbianでアップグレード等の後HDMIの音が出なくなった(一応の解決)
Raspberry Pi 4のUbuntu 20.04 LTS Server で解像度の変更
Raspberry Pi 4でpython3へpipによるライブラリの導入
Raspberry Pi 4に導入したUbuntu 20.04 LTS Server を日本語化
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