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2018年2月

2018年2月12日 (月)

パイ専ボードで温湿度センサーDHT22のデータ取り込み

 まず、パイ専ボードですがこれは、ラズパイマガジン2017年12月号で企画されたRaspberry PiのGPIOに接続して各種センサーをコネクタで簡単につないでデータ収集ができるボードになっています。
 当方はパイ専ボードは2,980円の完成版を購入しました。その他にも光センサーや温湿度計を買っています。今回はこの温湿度計として中国Seeed Studio社の「Grove」というブランドから発売されていた「Temperature & Humidity Sensor Pro」2,100円という製品を買いました。この製品はDHT22センサーをパイ専ボードにコードとコネクタで直接繋げられるようになっています。DHT22は当ブログでも紹介している温湿度計DHT11の上位機種であり小数点以下の精度でデータを取り込むことができますが、DHT11ではセンサーの個体差が大きいことやセンサーの読み込みエラーが多いことからDHT22についても値段の割に良いものかどうかは疑問です。また、データの読み込みもI2C規格などではなくシリアル接続の独自のものでパイ専ボードがArduionの開発ツールで使えなければとても自分でプログラムを組むことは難しく当方には無理であったものと思われます。
02
写真はRaspberry Pi 2にパイ専ボードを載せてコネクタ2にDHT22を繋げたところ
 
 当方は、DHT11の接続例がラズパイマガジンに掲載されていたにもかかわらずデータの取り込みに苦労したのでその経過を記録しておこうと思いました。
 まず、ラズパイマガジン2017年12月号p56に載っていたとおりライブラリを取り込もうとしましたがidとパスワードを要求されてなんだかめんどくさくなってWeb上で探したところhttps://github.com/adafruit/Adafruit_Sensor/blob/master/Adafruit_Sensor.hでライブラリの中身が見つかりました。中身はよくわかりませんが、Adafruit_Sensor.hと言うファイル名でソースコードをテキストファイルに保存しました。
次に、DHT22の取り込みソースコードを「esp32」と「dht22」でgooleで探すと幾つか出てきましたが、「Demo 3: How to use Arduino ESP32 to read temperature/humidity from DHT11/DHT22」をグーグルの翻訳機能で翻訳しパイ専ボードに使えそうだったのでdht22というスケッチ名で保存しDHTPIN 14をコネクタ2にDHT22をさすことにしたのでDHTPIN 25に変更、エラー表示のあとにすぐに読み取りを開始するとまたエラーが起きそうだったのでSerial.println("Failed to read from DHT sensor!");の後の行にdelay(2000);を追加しました。で、できたソースコード(スケッチ)は
#include "DHT.h"
//here we use pin IO14 of ESP32 to read data
#define DHTPIN 25
//our sensor is DHT22 type
#define DHTTYPE DHT22
//create an instance of DHT sensor
DHT dht(DHTPIN, DHTTYPE);
void setup() {
  Serial.begin(115200);
  Serial.println("DHT22 sensor!");
  //call begin to start sensor
  dht.begin();
}
void loop() {
  //use the functions which are supplied by library.
  float h = dht.readHumidity();
  // Read temperature as Celsius (the default)
  float t = dht.readTemperature();
  // Check if any reads failed and exit early (to try again).
  if (isnan(h) || isnan(t)) {
    Serial.println("Failed to read from DHT sensor!");
    delay(2000);
  return;
  }
  // print the result to Terminal
  Serial.print("Humidity: ");
  Serial.print(h);
  Serial.print(" %\t");
  Serial.print("Temperature: ");
  Serial.print(t);
  Serial.println(" *C ");
  //we delay a little bit for next read
  delay(2000);
}
です。
これで<スケッチ>-<マイコンボードに書き込む>を行ったところ
エラーメッセージが以下のように出てきました。
Arduino:1.8.5 (Linux), ボード:"ESP32 Dev Module, QIO, 80MHz, 4MB (32Mb), 115200, None"
ビルドオプションが変更されました。全体をリビルドしています。
In file included from /home/pi/Arduino/libraries/DHT/DHT_U.cpp:22:0:
/home/pi/Arduino/libraries/DHT/DHT_U.h:25:29: fatal error: Adafruit_Sensor.h: No such file or directory
#include <Adafruit_Sensor.h>
                             ^
compilation terminated.
exit status 1
ボードESP32 Dev Moduleに対するコンパイル時にエラーが発生しました。
「/home/pi/Arduino/hardware/espressif/esp32/libraries/BLE」に、無効なライブラリ「/home/pi/Arduino/hardware/espressif/esp32/libraries/BLE」があります。
「/home/pi/Arduino/hardware/espressif/esp32/libraries/BLE」に、無効なライブラリ「/home/pi/Arduino/hardware/espressif/esp32/libraries/BLE」があります。
これをしげしげ眺めているうちにどうも/home/pi/Arduino/hardware/espressif/esp32/libraries/BLEにライブラリが無いことが原因ではないかと思い先程作ったライブラリファイル「Adafruit_Sensor.h」を放り込んで、所定の作業をしてやるとうまくマイコンボードに書き込むことができるようになりました。その後、<ツール>-<シリアルモニタ>でシリアルモニタを立ち上げた後ENボタンを押すと写真の様に作動を始めました。
20180208211825_1318x744_scrot_2
エラーメッセージはRaspberry PiでDHT11を動かしたときよりも少ないようですが、センサーの位置によって結構頻発するのでこれで何かを動作させるには工夫が必要そうです。
 これまで、作業したようにパイ専ボードはGPIOに直接取り付け出来たりセンサーとコネクタで接続できたりでハード的には敷居の低いものですが、ソフト的には「ESP32」「Arduino」などで検索した後に英語のWebページを翻訳してソースコード(スケッチ)を選びながら書き換えてやるなどせねばねらず、また、試行錯誤も必要で必ずしも敷居の低いものではありませんでした。ラズパイマガジンで記事を増やしてもらえるとありがたいです。
 今後、当方はWi-FiやBluetoothでRaspberry Piとパイ専ボードを無線接続し無線でデータの取り込みが出来るようすることが目標です。途中でくじけちゃうかもしれませんが。

2018年2月 7日 (水)

日経平均が乱高下しています

 日経平均が最近乱高下しています。2月2日の終値が23,274.53円翌週の2月5日の終値が22,682.08円と前日終値と比較して-592.54円と値を下げて、さらに翌日はアメリカのダウが値を下げたことを引き金にして2月6日の終値は21,610.24円と前日終値から-1071.84円の大幅安になり、2月7日の最大が22,353.87円と前日終値に比較して743.63円高くなり、結局2月7日の終値は21,645.37円と前日終値に比べ35.13円とほぼ横ばいとなりました。
 当方は、この乱高下の原因は衆院選前から為替相場から乖離して株価が高くなっていたものがアメリカの株価下落を引き金として修正されてきているものと考えています。直近のこのブログで株価と為替をしめしたのは平成29年8月14日で日経平均株価19,537.10円、為替相場109.67円/ドルですから今日の為替相場水準109.10円/ドルを考えるとアメリカでのドル安容認発言を考えても、株価はもっと下がりそうな気がします。(投資は自己責任で)
 当ブログで何度も書いていますが今の株価と為替相場は日銀の異次元金融緩和によりじりじり株高、為替の円安方向になっており、つまりは株が上がっているのではなく円が安くなっていることを認識した方が良いのかと思います。行き着く先はインフレで、これにより日本の借金(国債)をキャンセルすることになるのだと思います。インフレがなかなか進まないのは日本に資産が存外に多いことを示しているのだと思います。

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