NHKスペシャル「憲法70年“平和国家”はこうして生まれた」を見て
今日は憲法記念日です。それに先立ち4月30日にNHKスペシャル「憲法70年“平和国家”はこうして生まれた」が放送されました。
最初の感想として、何だか、平和=非武装と言う考え方で私にはなじめませんでした。
しかし、国体護持(天皇制の維持)のため非武装と言う考え方が出てきたことは注目に値しますが、昭和天皇があたかも非武装国家を標榜したという見方はうなずけません。番組の中でも東久邇宮稔彦王や幣原喜重郎が昭和天皇の発言に深く関わっていることは示されていますが、さも昭和天皇が発言したことを持って昭和天皇の意思のように見えることです。これはポツダム宣言に盛り込まれていたため強要された発言と思われるのです。さらに、東久邇宮内閣は「一億総懺悔」と言う言葉が有名ですよね。また、昭和天皇は大東亜戦争(太平洋戦争)開始時にこれを止めるよう計らっていますが、結局は時の内閣の意向に従ったと言うぐらい表に出たがらない立憲君主を重んじる人でしたので、本当に昭和天皇自ら非武装(平和国家ではない)を押し進めようとしたのかは疑わしいのです。
もう一つ、ダグラス・マッカーサーが、自衛戦争の放棄もGHQの憲法草案に盛り込もうとしたのをGHQ民政局のチャールズ・ケーディスが削除したと言うくだりが出てきます。これは、自衛隊合憲の強い裏付けとなりますが、当方は、本ブログの「日本国憲法について考える。戦争の放棄。」「日本国憲法について考える。憲法の自主性。 」で述べているとおり憲法が国民投票をして変えることとなるので国民の理解を超えた政治的行政的憲法解釈であまりにひずむのはおかしなことだと思うことを示めしています。もし、自衛戦争を放棄していないのであれば北方四島や竹島は自衛隊が取り戻しても良いことになります。
最後に、本番組では国際連合を国際協調の代弁者のように取り扱っていますが、国際連合(国連)の直訳は連合国です。「大東亜戦争で日本はいかに世界を変えたか」加瀬 英明著(ベスト新書)p214に示されています。国連が、本当に全世界平和の代弁者であるかとの考えは日本国民としては不信感を持って見なければなりません。
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