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2016年6月

2016年6月26日 (日)

日本国憲法について考える。天皇は元首であるべきか。

 さて、日本国憲法改正問題についていくらか思うところがあり書いてみました。
 まずは、憲法第一条にも出てきます天皇の位置づけです。
 憲法は日本の国柄を示すものであり、天皇をの位置づけを元首と明文化しておくことは対外的にも歴史的にも文化的にも重要と考えます。
 また、どこの国でも、拠って立つところが必要です。天皇の存在は神話の世界から続く世界最古の君主です。「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」竹田恒康著で日本に次いで長い歴史を持つ国はデンマークで千数十年が経過していることを述べています。さらに、天皇が「国民」のことを「おおみたから」と呼ぶとしており、そのことは外国の君主制と異なります。加えて、日本神話に仁徳天皇が民家から煙が上がっていないのを見てしばらく徴税を止めたと言う逸話を示しています。つまり、日本の天皇と国民の間では支配と被支配と言う対極的な見方は当てはまらないように感じます。
 さて、外国の君主制に目を転じてみましょう。先ほど出したデンマークや英国を始め君主制の国は世界でもまだまだあります。また、近年君主制に戻った国もあります。スペインは共和制をとった後王政に戻っています。カンボジア王国も一度クメール共和国になった後、カンボジア王国になっています。両国とも共和国と言いながら独裁国家から立憲君主制になっているのですが、注目すべきは特段世界の流れとは関係なく国柄として必要ならば君主制をとっていることです。
 それでは、君主制では無い国の政治に対する神聖性を見てみましょう「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」中西輝正著でも示されていますが、アメリカ大統領の就任式では最高裁判所長官が持ってきた聖書に手を置き宣誓します。ロシア大統領の場合はロシア正教の大主教が出てきて就任儀式を執り行います。最高権力を持つものは無理無法が可能なため聖なるものによる拘束力を必要としているのです。しからば日本はどうでしょうか、日本には祭祀王である天皇がいます。天皇が総理大臣を任命することでその役割が果たされるのです。
 そして、天皇が日本から無くなった場合を考えてみたいと思います。当然、歴史観、世界観を大きく失うことになります。中国にその錯綜ぶりを見ることが出来ます。当方のWebページ“「イントロンの暴走」のⅦさいきん 思ったこと(日記?)上海万博の中国館について思うところ”でも述べていますが、封建制を打破するために生まれたはずの中国共産党は上海万博での中国館を皇帝の冠を模した外観にしてしまっているのです。結局のところ中国共産党であっても上海万博という重要な場面でアイデンティティーを皇帝に求めてしまうのですから栄光ある歴史がどれほど重要かわかろうと言うものです。
 このように、歴史、世界観を持った君主を象徴(シンボル)だけでなく元首として位置づけることこそ対外的にも意義深いのではないかと思うのです。
 最後に、日本の民主主義は五箇条の御誓文から明治憲法を通じて順次拡大して日本に定着しているので天皇を元首としたぐらいではいささかも揺らがないでしょう。
 「日本国憲法について考える。」と題して別の事柄もまたぼちぼち述べてゆきたいです。それはさておき、参院選の行方はどうなるんでしょうね。憲法九条は出来るだけ早く改正してもらわないと中国や北朝鮮と相対してゆくにはいささか不安です。何度もこのブログで言っていますが憲法九条を守ろうとしている人には習近平や金正恩の前でも憲法九条を斡旋してほしいものです。


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2016年6月24日 (金)

イギリスでEU離脱派が勝利し円高へ

 イギリスでは僅差でEU離脱派が勝利しました。
 それに伴い102.9円/ドルと激しい円高になり、日経平均株価も終値が前日より-1286.33円で14952.02円と大幅に下がりました。
 いやー、こんなことが起こるとは思いませんでした。
 当方は、何の根拠があって上がり下がりしているのかわからないので、根拠も無く楽観的に、そのうち(1年も経てば)元に戻すと思っています。

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2016年6月19日 (日)

当方の資産増加率は-10%を下回る

 当方の資産増加率は-10%以下になっています。なんとマイナスなのです。約1年前に比べればドドンと30ポイントの落ち込みです。ここのところの円高やそれに伴う株安、さらにはエネルギー価格の低迷が要因となっています。(参考 日経平均株価15,599.61円 為替相場 104.17円/$ WTI48.86ドル/バレル)
 いや、めまいがしてしまいます。
 これは、やはり中国経済をはじめとした世界経済の低迷が主要因と私は思うのです。言い換えると、安倍政権が色々異次元緩和やマイナス金利など(アベノミクス)をする前にこれらをむかえていたらもっとひどい状態になっていたでしょう。当方は物価高(インフレーション)を助長しハイパーインフレの引き金を引きかねないアベノミクスを特に支持するわけではありませんが、株価を注視する皆さんはもっと評価しても良いのではと思います。
 中国経済の破綻が日本経済の破綻の前に来たことは国防上ラッキーだと思うのです。しかし、来てみると日本経済に与える影響が大きいので苦しいものであります。こういった中で我々はどう動いたら良いのでしょうか、中国株(ファンド)を買うのは統制経済を続けているので途中で外国資産の凍結など強硬手段を使ってくる不安があります。それでは、どのような方法が良いでしょうか。今は少し落ち着いていますがまた一段の暴落があればエネルギー関連ファンドを購入してみるのはどうでしょう。先に紹介した「原油暴落で変わる世界」では20~50ドル/バレルで推移するとしていますのでちょっと待った方が良いでしょうか。とはいへ当方は高値でエネルギー関連ファンドを購入してしまった上に日本にハイパーインフレがいつ来てもおかしくないとの考え方をとっているのでファンドは全て塩漬けです。みなさまはどのように考えますでしょう。
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2016年6月 9日 (木)

原子番号113番の命名案がニホニウムに

 原子番号113番の命名権が発見者である理化学研究所に与えられてしばらくたちましたが、名前がNihonium「ニホニウム」になることがほぼ決まることとなりました。
 「ジャポニウム」は無いよねと私は思っていました。なぜなら元々「漆」が語源だからです。確かに広く知られてはいるのですがちょっと命名するにはまどろっこしいのです。
 本当は日本神話から「イザナミウム」とかも良いのではと勝手に思っていたのですが。これも「ミウム」でも許されるのであればの話ですが。何だか命名のルールとしてniumで終わるとか地名か神様の名でないといけないとかあるそうです。
 そんなわけで神様の名前は次回のあることを信じて待ちたいと思います。

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