高速増殖炉もんじゅの有識者検討会についての報道につき考えるところ
高速増殖炉もんじゅの有識者検討会の初会合が平成27年12月28日に行われ座長の有馬朗人(あきと)氏が会合の後に「廃炉はゼロではないが小さな可能性」と言ったそうです。(東京新聞)何とも全部で1兆円を超えるほどつぎ込んで事が重大であるのでそのような発言になったのかもしれませんが私はガックリきています。
それは、以前に私のWebサイト「イントロンの暴走」の掲示板「さいきん思ったこと」でも掲載しましたが、もんじゅでは大変危険な金属ナトリウムを炉心(一次)と二次の冷却材として使用しているからです。金属ナトリウムは理科の実験でもよく取り扱われますが水の中に入れると激しく燃える(酸化する)物質です。また、金属ナトリウムは水と違ってポンプを使って管の中を流す技術的な経験が少ないからです。
もんじゅの事故はそうした中で起きたものと私は考えています。また、予想を超えた事故を起こしやすいものと思うのです。詳しくはウィキペディアでもご覧になってください。
今では、普通の原子力発電ですら福島第一原発の事故があってからやめようとの声が高まっていますし、また、私も原子力発電は徐々に止めるべきと思っているのになぜこの様にもんじゅを動かそうとすることになるのでしょうか。
これは、普通の原子力発電で出てくる使用済み核燃料の核燃料サイクルを実現するために必要であるからということにつきる様に思えます。つまり、この核燃料サイクルが破綻すれば最終処分場を持たない日本では今青森県にある中間貯蔵施設の燃料が行き場を失い糞詰まりになるためだと思うのです。こう言った面から見ても原子力発電は現在稼働可能なものや建設中のものを除いて中止するべきだと思うのです。
繰り返しになりますが私は福島での事故以来、普通の原子力発電にも反対の立場ですし、その何倍も難しい高速増殖炉はなおさら反対です。
各検索サイトから「イントロンのブログ」やWabページ「イントロンの暴走」を検索する場合「イントロン」だけでは無く「イントロンの」としてもらえると進みやすいようです。
« 従軍慰安婦問題での日韓合意について思う | トップページ | 原子番号113番の元素の命名権が理研に »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 当方の資産増加率は年利18.7%に増加した(2026.07.09)
- 辺野古転覆事故の文科省の教育基本法違反認定に関して(2026.06.06)
- 憲法九十六条と憲法九条について改めて書いてみる(2026.05.06)
- イラン攻撃から一ヶ月(2026.03.29)
- ウクライナ侵攻開始から4年(2026.02.27)


コメント