日銀がマイナス金利導入決定
日銀がマイナス金利の導入を1月29日に決定しました。金融機関が保有する日銀当座預金にマイナス0.1%のマイナス金利を適用しました。
これにより、日経平均株価の終値は前日比476円85銭高の1万7518円30銭となり、円相場は一時121円/ドル台にまで急落しました。
今回は、とうとうマイナス金利です。日銀が国債や株を買う様な金融緩和には問題があると思いますがマイナス金利はどうでしょうか。これにより、当然日本円の価値は下がりますから円安となります。また、株も相対的に高くなるので株高となります。また、輸出関連株は円安により有利に働くので高くなるでしょう。これは、イントロンのブログ「株価はバブルか?」でも書いております。それではこの金融緩和は何か問題があるのでしょうか、やはり、円安が制御不能となり、それに伴う物価上昇が問題になるでしょう。ただ、国債を日銀が買う様な金融緩和よりも正常な気がします。
それにもまして憂慮するべきなのは、黒田総裁が前の異次元金融緩和開始のときに金融緩和の逐次投入はしないと言っていたはずですが、今回は「今後とも経済・物価のリスク要因を点検し、物価目標の実現に必要な場合はちゅうちょなく量、質、金利の3つの次元で追加的な金融緩和措置を講じる」(ブルームバーグ)と金融緩和の投入に対するロックが外れてしまった恰好になっている点です。本当に物価上昇は2%で落ち着けられるのでしょうか。
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