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2013年10月20日 (日)

マウス、キーボード共用ソフトsynergyを導入してみました

 マウス、キーボードのLANを使った共有ソフトにsyergyと言うのがあります。
 別の言い方をすると、一組のマウスとキーボードを使って複数PCを動かせるというものです。Windows版、Mac OS X版、Linux版がありどのOSからでも使えるというものらしいです。「誰でもできる!Raspberry Piで楽しもう」日経BP社発行のp93に載っていますが私が使っているLinuxのディストリビューションであるUbuntuからの導入例は示されていないので書いてみたいと思います。
 まず、Ubuntuにサーバー側としてsynergyとQuickSynergy(http://code.google.com/p/quicksynergy/)をubuntuソフトウェアセンターでインストールしてみました。そして、raspbianにはそのまま、
$ sudo apt-get install synergy
でインストールしました。
 起動はどちら側から始めても繋がるようです。
 まずは、サーバー側から説明しますと、QuickSynergyを起動しまして、私の場合は「Share」タブの「Right」を「raspberrypi」に変えて、
Quicksynergy1

「Use」タブの「Server hostname/IP address:」にUbantuのIPアドレスを入力して
Quicksynergy2

「Share」タブに戻ってから「Execute」ボタンを押します。また、ネットワーク上のIPアドレスの設定方法については「誰でもできる!Raspberry Piで楽しもう」のp56からが参考になりますので割愛させていただきます。
 次にクライアント側のraspbeianですが、LXTerminalで、
$ synergyc [UbuntuのIPアドレス]
$ ←プロンプトに戻りますがこれでsynergycは動いています。
により繋がります。コマンドの最後にcを入れるのを忘れないでください。
 Ubantuのポインターをマウスで右へ右へと動かしてゆくとraspbianの方にポインターが移ってきます。私は、当初同じ画面でraspbianが使えるのかと思っていたのですが、画面までは共用になるわけではなかったようです。あと、半角/全角キーがraspbianでは使えずCtrl+スペースキーで日本語入力をON、OFFしてやらねばならないようです。
 次に終わり方ですが、クライアント側のLXTerminalで、
$ killall synergyc
により終わってやるとサーバー側ではマウスとキーボードの共用が出来なくなります
 サーバー側では「stop」ボタンを押してやり
Quicksynergy3

タスクバー(Ubuntuでの呼び方が分かりません)に出ている2つ画面表示のアイコンをクリックして「Quit」してやると終わることができます。
Quicksynergy4

 さて、このsynergyと「SSH」と言うリモート端末で操作してやるとRaspbianではマウスとキーボードが必要なくなりますので机上に余裕ができます。「SSH」については「誰でもできる!Raspberry Piで楽しもう」日経BP社発行のp58から詳しく載っていますので割愛させて頂きます。

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