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2012年8月

2012年8月22日 (水)

尖閣諸島への中国の活動家上陸と強制送還について

尖閣諸島への活動家の上陸が15日にあり、強制送還になったのが17日です。また、その後についても含め以下の通りニュースとなっております。

魚釣島上陸の香港活動家5人を逮捕、尖閣諸島
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1289697

尖閣上陸で逮捕の香港活動家、計14人に 身柄は沖縄本島へ
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1292162

尖閣に不法上陸した活動家7人が香港に到着
http://topics.jp.msn.com/world/china/article.aspx?articleid=1298431

10月に再び尖閣目指す=香港の「保釣」団体
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1298369

尖閣・魚釣島に日本人約10人、日本国旗を掲揚
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1300924

 さて、尖閣諸島問題はニュースなどでも詳しく報道されておりますのでここで今更と言う感じですが備忘録ということで書きたいと思います。
 本問題も、だんだんチキンレースの様相を呈しておりまして見ていてはらはらさせられるものとなってきております。
 平成10年9月の尖閣諸島での中国船衝突事件では、国内法に基づき粛々と手続きを進めるとして身柄を拘束してハードルを高くしたために政府が行き詰まって行政(地検)に政治的判断をさせるものとなりました。
 今回も、国内法に基づいて粛々と進めるとしたものの、入国管理法違反以外に他の法律には触れないものとして強制送還の処分となったものです。
 しかしながら、政府は映像を開示していませんが、中国側の報道で活動家が自船を海上保安庁の船に体当たりをしたり、海上保安庁の船にレンガを投げ込んだりした映像を見るに付け器物損壊や公務執行妨害の罪があるように思えます。自民党の石破氏もこれについて追求すべきとの映像報道を見ました。
 さて、当然、これを追求すれば前回と同様に中国から色々な方向からしめつけが来たり、反日暴動が起きたりすることも考えられるわけです(暴動は既に起きているようですが)。
 今回は、そう言う意味では海保等に恣意的な法律判断をさせたようにしているところに問題が多少あるとは言え前回ほどの失態とは言えないものと思えます。それでも、中国に対してあの程度の荒事をおこしても大丈夫だとの判断材料を与えてしまい、実際また10月にも中国活動家が尖閣諸島上陸を目指すことを述べているところです。
 今回の活動家の件は中国政府の主導によるものかどうかは明らかではありませんが、今後徐々に中国の尖閣諸島への活動はエスカレートしてくるものと思われます。それに対していかなる処置をしたらよいのでしょうか。
 私思いますに、中期的には、中国がエスカレートしてくる尖閣問題に対して死人が出ない範囲ではその都度今回のように適した押し返し方をすれば良いように思います。また、中国の長期的な目的が海洋資源にあるのであれば交渉して共同開発の道もあると思うのです。しかし、中国の長期的な目的が太平洋の海洋覇権にあるのであれば一戦交える気概で脱中国(特に経済)を進めるより他はないのではと思うのです。最近、沖縄まで自国領だとしているところからすると中国と対峙せざるを得ないと思えるのです。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2125?page=2

 さらに、中期的な中国のエスカレートに対応するにも色々な段階が考えられるわけですがこれも、経済活動の損失や人的被害がどれほどになるのか勘案して行うことが良いように思えます。尖閣諸島の警察、海保、自衛隊はその都度出動するのか常駐化するべきかどうか。尖閣諸島への常住化なども考えないといけないかもしれません。後は、中国漁船800隻(たくさんと言う意味だろうか?)の尖閣抗議活動を出してきた場合に海保、警察、自衛隊で対処できるのか。中国が「殲20」ステルス戦闘機を出してくるのか(その際、日本もステルス戦闘機で対応すべきなのか)。とか他にも諸々考えておくべきことはあるでしょう。
 ここで私の気になるもう一つ問題があるのです。それは、日本の過疎地域の問題です。尖閣諸島は現在は無人島なのですが、国境線の問題とは言えこれだけ予算をかけるのは何だか他の過疎地域に対して不平等な感じがするのです。東京都がこれだけ過疎の地を守ることに固執するのであれば、日本の均衡ある発展の観点から過疎地域にお金を融通する発想が生まれても良いように感じます。また、日本の均衡ある発展がかなうことは日本の領土を守ることにもなるのではないかと思うのです。なぜに過疎と過密が生まれるのか今ひとつ考えなければならない問題です。

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